加湿器にお湯を入れるとどうなる?どんなカビが繁殖しやすい?

加湿器 お湯 知って得する話
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加湿器にお湯を入れるとどうなる?どんなカビが繁殖しやすい?という記事を紹介します。

冬の季節に欠かせないのが加湿器です。

加湿器から出てくる冷たい空気は水分の蒸気で、これによって部屋を加湿しています。

しかし、この冷たい空気が寒いと感じたことはありませんか?

もし加湿器にお湯を入れると、温かい空気が出てくるのかな?

なんて思った人もいるのではないでしょうか。

そこで、加湿器にお湯を入れたらどうなるのか、どんなカビが繁殖しやすいのか詳しく解説します。

 

加湿器にお湯を入れるとどうなる?

 

加湿器 お湯

 

加湿器にはいくつかの種類がありますが、気化式もしくは超音波式加湿器は

吹出し口から冷たい空気が出る仕組みのため、部屋を涼しくします。

加湿器の利用頻度の多い冬の季節には、加湿器から出る冷気が寒いと感じることも。

 

このようなタイプの加湿器を使用している人は、

「加湿器にお湯を入れたら、温かい空気が出て温まれるのでは?」や、

「温かい空気の方が冷気よりも軽いので、空気が上部へと広がって

加湿がより効果的にできるのでは?」と考える人もいるようです。

 

加湿器にお湯を入れると・・・?

 

加湿器 お湯

 

では、加湿器にお湯を入れたら、本当に温風が出たり加湿を効果的にするのでしょうか?

お湯を入れた直後には、吹出し口から温かい空気が多少出てくる可能性はあります。

しかしこの状態はほんの一瞬で、タンク内のお湯の温度が次第に下がっていけば、

すぐにまた冷気が出始めます

 

これは、加湿器に内蔵されているファンによって起こる事象です。

加湿器が起動するとこのファンが回り始め、それによりお湯の温度が下がりやすくなるため、

お湯を入れても、すぐに水になってしまうのです。

 

また、40度以上のお湯を加湿器のタンクへ入れると、

熱でタンクが変色変形したり、

亀裂が生じて水漏れや故障に繋がりますので、

お湯を入れるのは絶対にやめましょう。

加湿器の取り扱い説明書にも、タンクにお湯を入れないように記載があります。

 

どんなカビが繁殖しやすい?

カビ お湯

 

お湯を加湿器に入れてはいけない理由のもう1つが、カビの繁殖です。

40度以上のお湯は、常温水よりもカビが繁殖しやすく、繁殖を助長してしまうのです。

 

カビは20~30度の温度と、高い湿度にある環境でもっとも活発に繁殖すると言われています。

40度以上のお湯を入れた場合には、加湿器内のファンによって温度を下げるため、

あっという間にカビが活発に繁殖する20~30度になってしまうのです。

 

熱湯のように高温のお湯を加湿器へ入れたとしても、一時的にしか温度を保てません。

どんどん温度は下がっていきますので、カビの繁殖は防げません。

その他にも、熱湯を加湿器に入れるとタンクが熱に対応していないために

亀裂が起こる可能性が高いので注意しましょう。

 

加湿器の中でもっともカビが発生しやすい構造なのが、超音波式加湿器です

超音波式加湿器は、価格も手頃で使いやすいと人気の加湿器です。

 

この加湿器は、内臓のタンクの中に溜まった水を超音波で振動させて蒸気を出しています。

そのため、タンクや蒸気の吹出し口にカビが発生しやすい傾向があります。

超音波式加湿器を使用する時には、カビの繁殖に十分注意して下さい。

 

もしもタンクの中にカビが発生してしまったら、お湯で溶かした重曹を入れて、

30分~1時間程度置いた後にきれいに洗い流せばカビを落とすことができます。

また、加湿器内部はクエン酸が効果的で、汚れをきれいに落とせます。

最後にはクエン酸が残らないよう、念入りに洗い流しましょう。

 

カビの種類は赤カビ・黒カビ

赤カビ

 

加湿器の中に発生しやすいカビはどんな種類のカビなのでしょうか?

加湿器に繁殖するカビには2種類のカビがあります。

赤カビ黒カビです。

 

赤カビは、見た目は赤というよりもピンク色でヌルっとしています。

高温で湿度の高い場所に繁殖しやすく、浴室などの水を使う場所で多く発生します。

 

赤カビは比較的簡単に落とせるカビの種類ですが、繁殖のスピードが他のカビよりも早いため、

気が付いたら広範囲にわたって、カビが繁殖していたということも。

赤カビを発見したら、早めに汚れを落とすことをおすすめします。

 

黒カビは、黒い点状に発生するカビで、赤カビよりも落ちにくくクセの強いカビです。

一度汚れを落としたと思っても、実は落としきれていないことが多く、

時間が経つと同じ所からまた黒カビが発生することがあり、

とにかくしつこいカビなのです。

 

そんなクセのある黒カビが一度発生すると、身体へ悪影響を及ぼすのはもちろん、

加湿器内部に色素沈着を起こすこともあります。

もし黒カビを発見したら、早急にカビの根底までしっかり落としましょう。

 

赤カビと黒カビの両方は、アルカリ性に弱いので重曹を使うと効果的に落とせます。

重曹は加湿器から出る嫌な臭いにも効果があります。

吹出し口から嫌な臭いの蒸気が発生したら、臭いの原因はカビですので、速やかに重曹を使ってカビを落としましょう。

 

ま と め

冷気の出る加湿器にお湯を入れても、温かいのは一瞬ですぐに冷めてしまいます。

お湯を入れてしまうことによって、タンクの色あせや亀裂などが発生して、

思わぬ故障へと繋がる可能性があるので、加湿器にお湯を入れるのは危険です。

また、冷気の出るタイプの加湿器で最も注意したいのがカビです。

どんなカビかというと、赤カビ・黒カビですね。

定期気なお手入れをきちんと行って、清潔な空気で部屋を乾燥から守りましょう。

以上、加湿器にお湯を入れるとどうなる?どんなカビが繁殖しやすい? の記事でした。

 

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