秋から冬にかけてよく使用するようになる加湿器。
乾燥の時期に使う事が多いので、
カビは生えにくいとお考えの方ももしかすると多いのではないでしょうか?
でも実はその逆で、加湿器もやはり水をしようしているので、ちゃんとお手入れをしないとカビや菌が増えてしまうのです。
お手入れといっても加湿器の種類も様々なので、どこにカビが生えやすいのかわかりづらいですよね。
今回は、加湿器の黒カビの掃除方法は漂白剤・ハイターを使うの?簡単で効果的な手入れ方法も紹介したいと思います。
目次
加湿器の黒カビの掃除方法は漂白剤・ハイターを使うの?
いくらお手入れをこまめにしていても、ついうっかりカビが生えてしまう事もありますよね。
加湿器のフィルターの黒カビってどうやって落としたら良いのでしょう?
少し調べてみると、簡単にカビの除去方法がありました。
1番一般的なカビの落とし方は、やはりカビキラー・ハイターなどの塩素系漂白剤ですよね。
この方法ももちろんとても効果的です。
しかし、漂白剤をしっかりすすぎ落さないと、匂いなどが部屋中に蔓延する心配があります。
また小さなお子さんがいらっしゃる方は、漂白剤などはあまり使いたくない…
とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
万が一肌などに触れてしまっても、心配の少ないもので重曹を使った除去法も紹介します。
準備するものは、重曹とブラシ、ガーゼなどの布です。
まず重曹を溶かしたお湯にカビが生じた部品・フィルターなどをつけて30分前後置いておきます。
そして、ブラシでカビを取ります。
でも、一度カビたところをブラシなどで傷つけてしまうとまたカビやすくなってしまいます。
と聞いた事があるので、拭きやすい場所は雑巾などを使い拭き取ります。
細かな場所は、ガーゼや小さなタオルの上からブラシを当てると、
傷つきにくくなるのではないかと思います。
塩素系漂白剤もそうですが、強く擦ったり磨くのではなく、
どちらも付け置きをすると、カビは取り除きやすいのですね。
仕上げにアルコール除菌のシートやスプレーで拭き上げると、カビ再発の予防になります。
また、重曹はクエン酸など他のものと混ぜると、危険を伴う可能性があります。
何かと混ぜて使う際は、しっかり下調べをしてから使用する事をお勧めします。
加湿器のカビの種類
カビには種類があります。
大きく分けて、
黒カビ・赤カビ・青カビ・緑カビ・黄カビ・白カビ
の6種類です。
その中で、加湿器に生えやすくいのが、水周りに多く発生する黒カビです。
この黒カビにも種類があり、細かく分けていくと170種類以上もあるそうです。
その中でも代表的な物が、
クラドスポリウム・クラドスポリオイデスとクラドスポリウム・スフェロスパーマム
という黒カビです。
クロカビが生えやすい湿度は92%~100%くらいだそうです。
カビが生える原因の1つは水の汚れ。
容量の少ない加湿器であれば、水はすぐになくなるので、
こまめに入れ替えられますよね。
でも広い部屋に置いてある大きい加湿器だと
どうしても注ぎ足しで使ってしまいがちではないですか?
めんどくさがらず、こまめに変える事で水の汚れを防ぐ事ができます。
そして、浄水した水やミネラルウォーターなどを使わず、
水道水を使用してください。
水道水に含まれている塩素が消毒剤として作用する事で、
カビの繁殖を防いでくれるそうです。
黒カビが人体に与える影響は
ペニシリン等などは医療分野に利用されるカビの一種だそうですが、
黒カビは健康被害を及ぼす可能性があるそうなのです。
カビの生産をする毒素を総称してマイコトキシンと呼ばれています。
現在は300種以上が報告されているそうです。
カビは、肌や内臓にまで害を及ぼすと言われています。
特に黒カビは、アレルギー症状を引き起こしてしまう可能性があります。
気管支喘息やアレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎などです。
他にも、アレルギーを引き起こす原因となるカビは、
ペニシリウム(アオカビ)
アスペルギルス(コウジカビ)
アルテルナリア(ススカビ)
トリコスポロン
などだそうです。
いずれも、高温多湿の場所で生える事が多いです。
お風呂場・洗面所・台所・窓際なども注意してください。
加湿器別の簡単で効果的な手入れ方法も紹介
加湿器のサイズや種類によってもお手入れ方法が変わってきます。
いずれも、タンクの水は毎日取り替え、その時にタンク内を振り洗いする。
というお手入れ方法は共通しています。
その後の方法が種類により異なるので、ご紹介します。
超音波加湿器
- 水はしっかり捨て、拭き取るまたは乾かす。
- 水に入れるタイプの除菌剤を適量使うのも良い。
気化式加湿器
- フィルターを外して洗う(臭いが付きやすいのでこ まめにするのがおススメ)。
- カルキ汚れは、クエン酸水で落とす。
スチーム式加湿器
- 本体に残った水は捨てる、拭き取る。
ハイブリット式加湿器
- 本体に残った水は捨てる、拭き取る。
- フィルターを外して洗う。
- 水に入れるタイプの除菌剤を適量使うのも良い。
こうして見てみると、一番お手入れが簡単なのはスチーム式加湿器のようですね。
加湿だけが目的で目的であれば、スチーム式のもの
を使うのが良いかもしれません。
まとめ
加湿器に生えたカビの除去方法やカビが及ぼす健康被害についてご紹介してきました。
ご紹介した方法は、加湿器以外にも効果的なので、ぜひ試して見てくださいね。
以上、加湿器の黒カビの掃除方法は漂白剤を使うの?簡単で効果的な手入れ方法も紹介の記事でした。