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PTA役員はどんな人が選ばれる?断り方の文例集・やんわりと確実に断る方法を紹介

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子どもが小学校・中学校へ入学すると同時についてくるのが、PTA役員。

子供の成長は嬉しいですが、PTA役員をどうやって逃れようかと頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

PTA役員になりたいのであれば頭を悩ませる必要もありませんが、

そうでないのであれば角が立たないように断りたいもの。

今回は、PTA役員にはどんな人が選ばれやすいのかや、断る方法・文例をご紹介していきます。

PTA役員に選ばれやすい人の特徴・対策4選

学校によってさまざまですが、大きくは①選挙 ➁くじ引き ➂立候補 で決まります。

これらが合わさる場合もあります。

仮にあなたがPTA役員を引き受けたくないとして、➁くじ引きはまさに運ですし、➂立候補してくれる人がいるかどうかについても、何も対策をすることができないので、①選挙について、どんな人が選ばれやすいか紹介します。

以下に該当する人は選挙で投票されたり、推薦されやすいです。

①選挙名簿の一番上か一番下に名前がある

【特徴】

これは、みんな誰に投票してよいかわからないため、名簿の一番上か、一番下に〇をする人が多いからです。

名簿はあいうえお順が多いため、一番上のあ行か、一番下のわ行の人が、選ばれることが多いです。

「相沢さん」「渡辺さん」のような苗字の方は要注意ですね。

【対策】

地域によっては、既にそのような仕組みがあることもありますが、もし単純に苗字だけでえらばれそうになったら、これは不公平なので、選挙が始まる前に申し出るのが良いでしょう。

提案されて断る理由もないですし、同じく苗字で選ばれそうな人は同調してくれるはずです。

➁一度も役員を経験していない人

【特徴】

選挙する場合、多くの方は自分が選ばれないように、逆に誰かを推薦しようとします。

そして筆頭になるのは、やはり今までに役員をしたことがない方です。

【対策】

正直、この場合はある種しょうがないものでもありますが、どうしてもやりたくない場合は、周りから反論がしづらい理由をあげましょう。

例えば家族や両親の病気や介護、転勤の可能性があるなど。

逆に、仕事や子供が他にもいる、という事情は、他の方々も同じ状況であることもあるので、理由としては納得されづらいです。

記事後半では文例も紹介しているので、チェックしてみてください。

➂目立つ人・断れない人

【特徴】

名簿の順番と近いですが、「PTA役員として相応しい!」と本気で理由を考えて選挙されるケースは少なく、だいたいが「押しつけ」であることが実情かと思います。

そうすると、名簿の順番と同じで、目に留まりやすいから選ばれてしまいます。

服装や言動、周囲との関係性で、目立っている自覚がある方は要注意です。

また、断れないと周囲から思われていそうな人も筆頭候補になりがちです。

【対策】

推薦してくる人は何か理由をつけるはずです。

「リーダーシップがある」であれば役員と関係がありますが、「未だ役員をしていない」「時間がとれそう」のような、本質的にはPTAの役割と関連がなかったり、他のご両親でもあてはまることが理由に挙げられている場合は、他にも当てはまる方を推したり、推薦してきた方に「●●さんも○○ですよね(笑)」と返す刀で、も有効です。

④融通が利くと思われる職業の人・専業主婦/主夫の人

【特徴】

自営業であったり、専業主婦・主夫の方は、平日の日中でも時間がとりやすいという理由で、推薦されるケースが多いので要注意です。

また公務員や金融関係など、比較的残業が少ないイメージがある職業も要注意。

【対策】

白羽の矢が立ってしまったら、「そんなことはない」ということをちゃんと説明しましょう。ただし、「平日に時間がとれるか」という観点だけだと、もしかすると厳しい戦いになるかもしれません。

その場合は、例えばあなたが既に役員をやったことがあるのであれば、「未だ役員を経験されていない方が、地域といい関係を築くきっけになるので・・」と別の論点を提示して、争点を別の方向に誘導しましょう。

ほかに同じ立場の人がいるはずなので、同調してくれる可能性が高いです。

PTA役員の断り方の文例集は?

同じクラスや学年にPTA役員をやりたい!

と希望している人が複数いるのであれば、

役員決めはスムーズにいき悩む必要もありません。

しかし、立候補してくれるような人はまれであり、

大抵の人はできれば避けたいと思うものです。

学校や地域によって異なりますが、

多くの学校で公平さを出すために1人1役、

場合によっては子ども1人につき1役といった暗黙のルールがある場合も…。

PTA役員になると、係の取り決めや話し合いでどうしても集まりが必要になります。

専業主婦が多かったひと昔前と比べると、現代は多くのママが働いている時代。

PTA役員になると仕事を休んで会議に出席しなければいけない、

といったこともあり職場にも迷惑をかけてしまう可能性もあります…。

断り方の文例・例文

PTA役員は多くの人が「やりたくない」と思っています。

しかし、「やりたくない」という理由だけでは断ることはできません。

ここでは、PTA役員を比較的断りやすい理由や文例をご紹介していきます。

文例①介護な必要な家族がいる

家族に介護が必要な人がいる場合もPTA役員を免除される可能性が高いです。

一番は祖父母でしょうか。

また、祖父母に限らずほかの家族に障害や思い病気がある場合も、理由としては十分です。

もちろん嘘をつくのはよくありませんが、流石にこの理由を挙げられて、執拗に詮索してくる人もいないはずなので、どうしても逃げ切りたい場合は有効な口上です。

文例:

実は昨年あたりから私の母の具合が悪く、容態が急変し急遽実家に様子を見に行ったり、そのまま暫く一緒にいなければならないことが多くなってきています。
仮に役員をやらせていただき、大事な行事とかぶったりすると皆様にご迷惑をおかけすることになってしまうので、可能であれば、今年は辞退させてください。

この理由であれば、来年になっても同じ理由をあげれば、特に不審な点もないため、また受け入れてもらえる可能性も高まります(内心はそう思ってもらえないかもしれませんが・・)。

文例➁未就園児がいる、または妊娠中

PTA役員の大半は子育て経験があるママです。

未就園児や妊娠中の大変さを経験しており、

正当な断る理由として理解してもらいやすいといえるでしょう。

文例:下の子が・・・

下の子がまだ2歳と現在一緒に外出するのも大変な状況です。

じっとしているのが難しいため、皆さんにご迷惑をおかけするのが申し訳ないです。

下の子が幼稚園に入ったら役員を引き受けようと思っておりますので、

今年は辞退させてください。

文例:出産予定で・・・

今年の秋に出産予定でしばらくは、身動きが難しいかと思います。

もう少し大きくなったら役員をさせていただければと思います。

上記のような理由は、多くのママが経験してきたことでもあります。

やる気があることも伝えているため好印象になりますね。

文例➂直近でPTA役員経験がある

PTA役員は大変な仕事なため同じ人へ負担が集中しないように、

・過去数年以内にPTA役員を経験したことがある人は、役員選考が免除される

というルールがある学校が大半です。

昨年PTA役員をやったばかりですので…(今回は他の方でお願いいたします)。

PTA役員をやったことは周りの人へも記憶として残っているはずなので、

上記のようにやんわり伝えるだけで周りも察してくれるはずです…。

他の兄弟で役員をやっている場合も上記の理由で断ることができます。

文例④転勤や引っ越しの予定がある

転勤や引っ越しの予定がある場合は、

PTA役員になっても途中でいなくなるため結局選び直しになってしまいます。

引き受けたいのはやまやまですが、今年は高確率で転勤になりそうです。

途中で皆さんにご迷惑をおかけすることになるのは非常に申し訳ないので、

できれば何か単発のものにしていただけるとありがたいのですが…。

この場合、転勤しなくて済んだという場合もあります。

周りから何か言われないようにするためにも、

仲の良いママ友に「転勤しなくて済んだ」と伝えておくと良いかもしれません。

ただし、場合によっては「転勤するまででいいからやってほしい」

と頼み込まれる場合もあります。

そこまで頼まれた場合は、腹をくくって引き受けたほうが無難かもしれませんね。

やんわりと確実に断る方法・文例や注意事項 

PTA役員をやりたくないのは、多くの人が同じ気持ちです。

上記の文例以外にも断るときは、下記のようなマナーを守ることが大切です。

「仕事をしているので…」は逆効果になることも

一昔前までは専業主婦が多かったため、

役員決めの場でも「働いている」といえば免除されることもありました。

しかし、今では共働き世帯が当たり前になってきています。

「仕事をしているからPTA役員が難しい」と言ってしまうと、

・他の人も同じように仕事をしている

・前回のPTA役員も仕事をしていたが、役員をできた

と言われ、逃げ場がなくなってしまう可能性が…。

嘘をついて断る

PTA役員をやりたくないからと、明らかに嘘と分かる理由で断るのもNGです。

特に小学校の場合、その後何年も周りの保護者と付き合っていかなくてはいけません。

「嘘をついてまで断った人」という目で見られないよう、嘘をつくのはやめましょう。

かたくなに「やりたくない」と言い張る

「絶対にPTA役員をやりたくありません」と言い張る人を役員にするのは、

役員の業務に支障が出るため役員にならずに済むかしれません。

ただし、何回も言いますが「やりたくない」と思っているのはあなただけではありません。

周りからの評判がどんなに悪くてもやりたくない、

と思うのであれば良いかもしれませんができるだけ避けた方が無難です。

泣きながら断る

反対に泣きながら訴えるのもマナー違反です。

子どもであれば感情的なふるまいも許されるかもしれませんが、

やりたくないのであれば泣くのではなく明確な理由をきちんと伝えることが大切ですよ。

まとめ

PTA役員は確かに面倒で、できればやりたくないと多くの人が思うものです。

しかし、多くの学校では「1回は必ずやらなければいけない」

といったルールがあることが大半です。

上記の断り方を参考に断り続けてもいいですが、負担の少ない低学年のうちにPTA役員を済ませてしまったほうが、楽なのかもしれませんね。

以上、PTA役員の断り方の文例集は?やんわりと確実に断る方法を紹介でした。

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