モラハラというと、加害者が男性というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、職場でモラルハラスメントをしてくるおばさん、通称「モラハラおばさん」が多いことをご存じでしょうか?
職場でのいじめやモラルハラスメントは、「自分が悪いのかもしれない…」と被害を受けている人は我慢しがちです。
職場でのモラハラ(いじめ)はどんなものなのか?
モラハラおばさんの特徴や対処法を中心にご紹介していきます。
職場のモラハラおばさんはこんな人
職場多くみられる、通称「モラハラおばさん」には、次のような特徴があります。
あなたの周りに該当する人はいないか、チェックしてみましょう。
①独占欲が強く、自己中心的
モラハラおばさんは、性別に関係なく自分が気に入った人が他の人と仲良くするのが気に入りません。
独占欲が強いため相手を束縛し、自己中心的でもあるため自分の思い通りに物事が進まない場合は、明らかに態度に出ます。
➁プライベートに遠慮なく入り込もうとする
モラハラおばさんは、自分に知らないことがあるのが許せません。
相手のことを知ろうとするあまりに、
・SNSを細かくチェック
・スマホや手帳の中を勝手に見る
といったことまでしてくるかもしれません。
➂プライドが高く、人を見下すことが多い
プライドが高いため、自分に対しての否定的な意見が嫌いです。
もしもモラハラおばさんのプライドを折るようなことをしてしまうと、
その瞬間からあなたは標的にされてしまうでしょう。
また、自分は優れていると思い込んでいるため、
何かにつけ周りの人を見下す発言が多くなるのも特徴です。
④独身/彼氏がいない・友達も少ない
モラハラおばさんの多くは彼氏がいなく、友だちも少ないことが大半。
年齢は高く、独身の人も多いです。
寂しさや欲求不満から、自分が欲しいものをもっている人を攻撃してしまいます。
そしてその自己中心的な性格から、そのような行為がそもそもパートナーや友達ができない原因であることに気づくことができません。
➄突然怒鳴る・暴力行為をすることも
自分の意見が通らない・否定的なことを言われたときに、
突然叫ぶ・怒鳴るといったことをする人もいます。
また、物を壊す・目の前にあるものを投げつけるといった暴力行為も、
気に入らないことがあると行う事があるかもしれません。
物を投げるのは、あなたに直接被害がなかったとしても立派な暴力行為です。
対応を誤るとモラハラおばさんは、あなたを加害者にしようとするため
万が一のときのために、証拠を残すようにしておきましょう。
職場のいじめ それはモラハラおばさんによるものでは?
暴言や相手の人格を無視するような発言・態度をすることで、
相手へ精神的なダメージを与えることをモラハラと呼びます。
一般的にモラハラは、夫婦や恋人間で行われることが有名ですが、
近年職場でのモラハラが問題になってきています。
職場でのモラハラって?
職場でのモラハラは、言動や文書によって相手にダメージを与えること、
簡単にいうと職場でのいじめを意味します。
パワハラとモラハラを同じものと捉えている方もいますが、
意味は違っていて、次のような違いがあります。
・パワハラ…主に職場や仕事で立場や権力といった力関係を利用して、精神的なダメージを与えること
・モラハラ…立場や力関係に関係なく、精神的ダメージを与えたりいじめを行うこと
パワハラは基本的には職場で行われることですが、モラハラは職場でも家庭でも、様々なシーンで起こりえます。
そして職場で起こる場合は、モラハラかつパワハラ、ということも起こりえます。
得意に職場でモラハラは受けてしまう場合、被害にあっていても
「自分に落ち度があるのかもしれない…」
と思い込んでしまい、気付かない場合があります。
下記の項目に思い当たる場合はあなたはモラハラを受けている可能性があります。
①嫌味や陰口といった精神的な攻撃
・「仕事ができない」と他の人に聞こえるようにわざと発言する
・他の人であれば気にもとめないような小さな失敗を、いつまでもしつこく責める
といったように、言葉で相手を追い込んでいきます。
酷い場合は、あなたが会社を休む・辞めるといった状態になるまで追いつめられることも…。
➁プライベートを出され、侮辱される
・自分の趣味を社内の人間に言いふらされ、馬鹿にされる
・結婚していないことについてあれこれ言われる
といったように、仕事に関係のないことについて言われることも立派なモラハラです。
➂無視や孤立させようとする
・自分にだけ連絡事項が回ってこない
・他の社員と話そうとすると邪魔をされる
といったことから、日常の挨拶を無視される・飲み会に自分だけ誘われない
と周りから孤立させられます。
上記のことは、周りからは気付きにくいことも多く、
相談しても理解してもらえないこともあることから我慢してしまう人が多いのが現状です…。
④仕事を振らない、または過剰に振る
・雑用しか与えない
・勤務時間内に終わらない、膨大な量の仕事を押し付ける
仕事を与えないことで「自分は価値のない人間だ」、
膨大な量の仕事を振ることで「終わるまで変えることができない」とどちらも、
精神的なプレッシャーを与え相手を追いつめていくモラハラです。
モラハラおばさん対処法
モラハラおばさんへの対処法をご紹介していきます。
①聞き流す
モラハラおばさんには、自分の話を聞いてくれない人には近づかないという傾向があります。
そのため、モラハラおばさんを近付けないようにするためには話を聞き流すことが効果的といえるでしょう。
ただし、明らかに聞き流していると分かるとモラハラおばさんが怒って、
あなたをターゲットにしかねないため、相手に気付かれないようにする技術が求められます。
➁証拠を集める
すでにモラハラを受けているのであれば、第三者にモラハラを受けている
と証明するために証拠を集めましょう。
・モラハラされているときの相手の暴言の録音
・モラハラされている動画や画像
・モラハラされたときの出来事を詳しく書いたメモ
・精神的にストレスを抱えていることを証明するための診断書
といったものをできるだけ多く、証拠として集めることをおすすめします。
モラハラの証拠を集めることで、第三者もあなたがモラハラの被害に遭っている
と分かり助けやすくもなりますね。
➂上司や信頼できる先輩に相談する
職場に信頼できる上司や先輩がいるのであれば、
相談して一緒に対策法を考えるのも良いでしょう。
ただし、その際も信じてもらうためある程度証拠を集めておく必要があります。
あなたの味方が増えるほど、モラハラおばさんも攻撃してくることが少なくなるはずです。
④専門家に相談する
周りに相談できる人がいない…。
そんなときは各都道府県にある労働局に相談するのも良いでしょう。
労働局では
・モラハラ被害に対する具体的なアドバイス
・和解の場を設ける
といった対応が主で、確実にモラハラを解決してくれるとは限りません。
確実に解決をしたい場合は、労働問題に強い弁護士に相談し
対処してもらうと良いかもしれませんね。↓のリンクから、厚労省のページに飛ぶことができ、そちらからご自身がお住まいの地域の労働局を選ぶことができます。
公的なサービスなので、基本的には無料で利用できますが、どうしても時間がかかってしまったり、どこまでいっても「お役所」なので、踏み込んだ対策まではとってもらえない可能性もあります。
また、自分が受けているのがモラハラなのか、判断に迷う場合もあります。
また、強く当たられたりしていて、少しメンタルが心配になってしまっている場合も十分考えられます。
そのような場合はカウンセリングを受けてみるのも手でしょう。
最近はオンラインでも気軽にカウンセラーに相談することもできますし、このようなサービスでは愚痴も聞いてくれるため、すぐに、少しでも気持ちを楽にしたい方は利用してみることをおすすめします。
<ポイント>
1. 自分の好きな場所・タイミングでカウンセリングが受けられる
メッセージ形式、ビデオ・電話形式、対面形式でのカウンセリングが可能
2. わかりやすい料金設定で気軽に専門家に相談できる
メッセージ、ビデオ/電話相談は一律料金
3. 自分にあったカウンセラーを見つけられる
臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士などの専門的な知識を持ったカウンセラーの中から、自分に合った専門家を選べます。
まとめ
職場でのモラハラおばさんは、いじめのような行為をして
あなたを精神的に追い詰めようとしてきます。
モラハラおばさんへの対処法は、話を聞き流して少しずつ距離を置く方法も十分で有効です。
しかし、すでにモラハラおばさんの被害に遭っているのであれば、
証拠を集め信頼できる上司や先輩・専用の窓口に相談をし、対処していくことが大切です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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